先日、「彩カフェ」という
埼玉県主催の女性活躍推進のための講演・交流会に
参加してきました。
PNA交渉アドバイザーの萩原佐江子です♪
交流会では、20代から40代くらいの女性会社員が
5~6名のグループになって、
女性活躍の課題や解決法について意見を出し合いました。
「女性がイキイキと働くことの障壁となっているのはなにか?」
という質問で出てきたのが、
「女性だからと決めつけないでほしい」
「自分の得意を仕事で活かしたい」
という声。
「お茶は女性がいれるもの」
「女性は長期海外出張はしないもの」
「女性自身も『女性だから無理』と思っている」
そんな決めつけを感じているようです。
「この障壁を解決するにはどうしたら良いか?」
で、出てきたのは、
「小さいころからの教育が必要」
というものでした。
子どものころから、
男の子だから、女の子だからという決めつけをなくす。
そのとおり!!
ではあるのですが、これには時間がかかりますよね(>_<)
これも大事なことですが、今の私たちも解決したいです。
その解決法として私が伝えたいと思ったのは、
『要望を伝える』ということ!!
「どうせ言っても無駄」
「ほかの女性が言って断わられていたから無理」
「女性なのに生意気と思われる」
「前例がないから受け入れてもらえない」
と、行動にブレーキをかけたく気持ちが
沸いてくるかもしれません。
ですが、チャンスを掴みたいなら、
伝えてみてほしいです(*^^*)
伝えないと可能性はゼロですが、
伝えたら可能性は間違いなく上がります!!
私が会社員2年目のとき、約20年前のお話です。
当時、若手の男性社員は、
1年間、親会社に出向する習慣がありました。
ほとんどの男性社員が実習を経験し、
中には辛い思いや大変な思いをした人もいたようです。
それまで、女性社員が実習に行ったことはなかったのですが、
私を行かせたらどうか?という話が上がりました。
実習経験のあるグループリーダーは、
「君に実習の話が出ているけれど、嫌なら断わっても良いんだよ。」
と私に言いました。
気を遣ってくれたのだと思います。
当時の私は、実習の噂話は聞いたことがありましたが、
行ってもいないのに、嫌かどうかもわからない。
「そう聞くってことは、私の知らない、なにか大変なことがあるの~!?」
と心配になりましたが、
「行ってみないとわからないので、行きます。」
と正直に答えました。
親会社も女性の実習生ははじめてで
驚かれることもありましたが、温かく迎えてくれました。
私にとって良かったのは、
子育て中の働く女性が多くいたこと。
当時の職場に、子育て中の女性はひとりも
いなかったので、結婚、出産しても
働けるのだろうか?と疑問でした。
親会社には、すでに数名いらして、
お昼休みなど、実際にどんな生活をしているのか
大変なときの乗り越え方なども
先輩女性から伺うことができました。
職場のチームメンバーも子育て中の女性社員のいる環境を
受け入れ、会議は遅い時間からはじめない。
マメに引継ぎをするなどしていました。
実習先でのロールモデルとなる女性との出会いは、
結婚、出産後も仕事を続ける大きなエネルギーになりました。
今思えばですが、「実習に行くか?」と
声を掛けてもらえたのはラッキーでした。
そして、断らずに行って良かったです。
「女性は実習に行かない」と
決めつけられていたら、声はかけられなかったでしょう。
まだまだ決めつけで言われないこと、
その逆に決めつけで言われることがあるように感じます。
そして、それは自分自身の中にもあると思うのです。
自分の要望を伝え、イキイキと働くチャンスを作っていきましょう♪