子どもと買い物中、おねだりされて困ること
ありませんか?
私も行くところ行くところでねだられるので、
買い物恐怖症になりそうです。
子どもも言葉がわかるようになると、
交渉できるようになりますからね!
うかうかしていると、
買う予定のなかったものを
買ってしまうかもしれません(笑)
小学校低学年くらいの男の子とお母さんの
本屋でのやりとりの事例から、
交渉テクニックについて解説します。
子どものおねだりにお困りの方、
良かったら参考にして下さいね^^
手にしっかりと児童書を持った男の子が、
お母さんと交渉しています。
母 「前にも同じの買ったでしょ!」
息子「うん、でもこれは少し違う。」
母 「どこが(-“”-;)」
息子「この前の本は…で、この本は…だよ(←冷静かつ明瞭な説明!)」
母 「え~でも~そこは…だから~」
息子「ううん、違うよお母さん、それはね…」
~☆~
男の子が使っているは、論理テクニックです!!
でもね、最初に論理を使ったのはお母さんです。
本を欲しがった子に対して
「前にも同じの買ったでしょ!」
と言ったのは、お母さん。
これはちゃんとした論理です。
ただし、論理テクニックには落とし穴があります。
論理テクニックは、科学です。
曖昧さ、グレーエリアはありません。
1+1=2ですね。
なので、
自分の論理に誤解や間違いがあったら、
たちまち負けます。
~☆~
男の子は、お母さんの
「前にも同じの買ったでしょ!」
という論理に対して「間違い」を指摘しました!
この子が交渉達人だったら、
意識的に「しめた!」と思ったはず。
無意識だったとしても、
立派にお母さんの間違いを指摘して
上手を取りました!
さすがですねー!(*^^*)
~☆~
もしお母さんの
「前にも同じの買ったでしょ!」
が真実だったらどうでしょう?
それなら欲しがらないでしょうけれど(笑)
もしも、前に買った本を読み終わっていないのに、
友達に貸したら失くしてしまったとか!
そういう事情があるなら、その子は諦めませんね。
なぜならば、
「紛失して後半が読めない」というのは、
お母さんの論理より強い論理ですから。
またお母さんの負けになります~。
~☆~
論理は、感情抜きで、力勝負なのです。
綱引きのようなもので、
より強いほうが勝ちます。
だから相手の出かたを想定して、
ちゃんと準備することが重要!
この事例では
お母さんの論理の選び方が
間違っていたのですね。
前に買った本かどうかを論点にして、
そこに勝負をかけてしまったのです!
「前に買った本とは違うもの」
という想定をしていなかったのですね!!
今日は本を買いたくないなら、
別の論理、または別のテクニックを使うべきでした。
「本は、最近買ったばかりだから
今日は買いません!」
と、間違いを指摘されない理由がいいですね。
「先日買った本を読み終わってから買いましょう」
と言っても、リスクがあります。
「もう読み終わった!」
と言われたらアウトですからね!(><)
~☆~
では、どうしたら良かったのか?
論理テクニックを使う前に、
最強の説得テクニックである
感情テクニックを含めるべき!
たとえば、
「今日は本を買いにきたのではないのよ。
急に欲しいと言われても
お母さんは困ってしまうのよ。
また次回にしましょうね。そのほうが嬉しいわ(^^)」
という答え方なら、
よほどわがままな子でなければ
「しかたないな~」と諦めるのでは!?
子どものおねだりは、
交渉の勉強になりますね~
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