緊急事態宣言で在宅勤務が増え、
オンライン会議が増えましたね。

 

オンライン会議は
移動がなく、時間が節約できるなど、
メリットも多い反面、
目が疲れる、相手の反応や場の空気が
読めないなどの意見もあるようです。

確かに、リアル会議の方が
場の空気や臨場感、
お互いの細かな表情から、
意思疎通が図りやすいはずです。

しかしこれからは会議のスタイルとして
オンラインという選択肢が
様々な場面で出てくるでしょう。

そのためオンライン会議でよりスムーズな
コミュニケーションを図る
工夫も必要になってきます。

ここでは、気になる
「オンライン会議での目線」と、
「オンライン会議の空気感」
について考えてみたいと思います。

 

<ビデオ会議とリアル会議の「見えすぎる」違いとは?>

以前の記事で
オンライン会議とリアル会議の
見えすぎる違いは、
自分の顔も見えることだと書きました。

自分の顔と隣に写る相手を
常に見比べながら会話をすることが、
どのようにコミュニケーションに
影響するのか?という内容です。

興味がある方は、こちらをどうぞ:
https://joseinokosho.jp/blog/column200516/

 

<オンライン会議での目線>

リアルで人と話をするとき、
自分の目線はどこですか?

相手の目を見るという方、
多いのではないでしょうか?

ちなみに私は、
相手の目を見ます。
時々、真顔で見過ぎて
相手は睨まれているように
感じることもあるようですが(~_~;)

 

では、オンライン会議では
あなたの目線はどこですか?

実は、オンラインで、
相手の目を見るのが良いか、
カメラを見るのが良いか、
気になっていました。

先日、マンツーマンで
オンラインの打ち合わせをしたので、
実験してみました。

PCの内臓カメラでも、
外付けカメラでも、
ばっちりカメラ目線で話せば、
相手には「目を見て話している」
というふうに見えます。

ただし、画面に映っている
相手の顔を見て話した場合でも、
ある条件を満たせば、
カメラ目線で話す時よりも、
相手に「目を見て話している」
という印象を与えることができました。

その条件とは、
ブラウザのウィンドウを移動して
画面に映っている相手の顔を
内臓カメラの真下に表示した場合です。

いろいろテストしてみましたが、
相手の顔がカメラの真下ではなく、
少しでも画面の右か左かに寄っていると、
よそ見しながら話している印象になります!

不思議なことに、
相手の顔をカメラの真下に置くことで、
なぜかカメラを直視した場合より、
「目を見て話している」印象が強かったのです。

 

<なぜ相手の顔を見るのが良いのか?>

このような現象がおきる一つの可能性は、
話す人の表情にあるのではないでしょうか?

人は、ドキドキ、ワクワク、
興奮したり、
何かに強い興味を持った時に
交感神経の活動が強まり、
瞳孔が大きくなるという研究があります。

また、人は言葉だけでなく、
相手の表情からも無意識に情報を
キャッチしています。

このため、
私たちは、カメラを見るより、
相手の顔の表情が見えたほうが、
よりイキイキとし、
何かを伝えようとしている表情に
なるのではないでしょうか?

人気ユーチューバーたちは、
カメラ目線が命だと言いますが、
相手の顔を見ながら話す
オンライン会議の場合は、
カメラに近い位置に表示させた
相手の顔を見ながら話した方が、
機械的にカメラ目線で話すよりは
効果的なコミュニケーションができそうです。

<大人数のオンライン会議で効果的な
コミュニケーションをとる方法>

相手が一人のときは、
自分の話を聞いている相手の
表情が見えています。

その表情から、
ある程度、理解されているか、
受けとめてくれているか、など、
伝わってきますよね?

一つの画面に同時に映すことが
可能な人数での
会議ではどうでしょう?

カメラ目線で話せば、
間違いはありませんが、
効果的なコミュニケーション
という視点からは、前述の通り、
参加者の一人をカメラの真下に表示して
その人を見ながら話せばよいですね。

同時に全員の反応を見えるので、
ある程度、全体の雰囲気もわかります。

それでは、一つの画面に
同時に映すことのできない
大人数での会議はどうでしょう?

大勢の場合は、
一人一人の顔が小さく表示されるうえ、
同時に全員の反応を
見ることはできないので
全体の雰囲気を掴むのは難しいです。

私が参加したある会議では、
説明者が「どう思いますか?」
と聞いたところ誰も答えず、
しばらくしてから、
通信接続の問題なのかと思って
「聞こえてますか?」と確認していました!

そうなると
聞こえていないのか、
意見がないのか、
コミュニケーションそのものが
とれていないという不安が広がります。

オンライン会議では、
特に人数が多くなると
効果的なコミュニケーションをとるのが
難しくなってきます。

では、どうしたらよいのでしょうか?

<オンライン会議参加のルール作り>

オンライン会議のコミュニケーションを
スムーズにする方法として、
以下の2つの対策をお勧めします。

 

1.参加のルールを作る

「聞こえていますか?」などの
質問に対して、
どのように反応してもらいたいか、
予め決めておきましょう。

全員が一画面に見えている状況なら、
YES=〇、NO=×、などの
ハンドジェスチャーで答える。
全員が見えていないなら、
チャットを併用する、など。

通信トラブルなど起きていないか、
全員が理解しているのかなど、
素早く確認を取る手段を確立しておきましょう。

 

2.こまめに意見を求める

セミナーや講演会では、
スピーカーが一方的に話せば
よいわけですが、
会議の場合は全員の意見や
同意が求められます。

リアル会議では、
アイコンタクト、うなずき、相づちなど、
非言語コミュニケーションが
その場の空気を教えてくれます。
ですが、
オンライン会議では、
これらが見えにくいので、
言語表現で補うのが良いのです。

面倒でも、
要所要所で意見を求めたり、
チャットに書き込んでもらったり、
空気を読む代わりに
言葉でコミュニケーションの
チェックを行っていきましょう。
オンライン会議とリアル会議、
どちらもメリットがあり、
今後も、用途や都合によって
使い分けられていくと思います。

それぞれの特性に合わせた
使い方の工夫ができると、
効果的なコミュニケーションが期待できます!

 

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